2021年度に弊社が曲提供をいたしました5チーム全てお披露目を迎えることができましたので、こちらにてご紹介いたします。

昨年に引き続いての早稲田大学『下駄っぱーず』さん。よさこいではないですが一緒に紹介させていただきます。昨年度「笑門来福」のモチーフを引き継ぎつつ一転し、苦しみから生まれる力を描いた「息吹」。ハードなエレクトリック音やピアノなど、所謂下駄っぱーずっぽさとは正反対なテイストなのだと思いますが、この時代だからこその変化を捉えたパワフルさが心に残ります。

変化といえば、こちらも大きくイメージチェンジの関西大学『飛舞人』さん。花札をテーマに勝負の世界を描く「彩咲舞」は和モダンの旋律に箏・三味線を載せた大変に豪華な構成。曲自体のアレンジもかなり細かく行いました。今年で6作目となる飛舞人さんですが、これまでの壮大でカッコイイ路線を大胆に切り替えて、華やかさ楽しさを前面に出し見事に演じきってくれました。チャレンジ大成功ですね!!

こちらは2017年ぶり2回目の東海大学『響』さん。秦野元気まつり第3位受賞おめでとうございます!本作「爛笑」は百鬼夜行をモチーフにしたミュージカルのような楽しいよさこい。ベタな楽しさと和要素をノリのいいビートに乗せました。楽曲のアレンジ段階でボーカルラインとして作ってなかった箇所に、上手く歌をはめてくれたのは驚きましたよ。イントロのボイスもクールな仕上がりです。

一般チームから唯一『國士舞双』さん。高知のりょうまスタジアムで予定された”よさこい特別演舞”に向けて用意したスペシャルバージョン。過去5作品のよさこい節の部分だけをつないで1曲に仕上げた「国士リミックス」は、第46回都市緑化祭にて無事にお披露目できました。どうかどうか来年こそ、寝かせてある新曲のお披露目を迎えられますように!

最後は今年初顔合わせの千葉工業大学『風神』さん。サイバーパンクという、よさこいとのマッチングが非常に難しいテーマに挑戦した「NEO」。曲もこだわり抜いて映画のサントラのようになってます笑。横浜よさこいの強い雨風の中でのお披露目では音もクリアには聞こえなかったりしてますが、内に秘めた熱とディープな世界観、冷徹な激情のようなものが感じ取られて、一層印象深いものになっています。踊った皆さんは大変だったと思いますが、頑張って作り上げた甲斐がありましたね。

全てのお祭りが消えてから1年。どの作品にも共通するのは、諦めずに挑戦する前向きな気持ちを表現したい!という期待感。その強い想いに応えられていたら嬉しいです。声入れを予定していたのにできなかったことや、感染拡大でお披露目が中止されたことなど、悔しいこともありました。制約もたくさんある中で作品を完成させた制作陣の皆さんに敬意を表します。


今年一緒に作り上げてくださった皆さん、そしてお祭りを開催していただいた皆さま、ご覧になっていただいた皆様に感謝申し上げます。よさこいから生まれる熱が、来たる2022年への活力となりますように!