ビンテージサウンドを現代のニーズに合わせて磨きをかけた米国Rupert Neve DesignsのShelford Channel。この時代の一つの定番機種といってもいい完成度で人気のマイクプリアンプです。

機材の音の良さを言葉で表現するために、スイートやシルキー、クリーミーといった単語がよく用いられるのですが、それは全て「気持ちよさ」ということに集約されるのだと思います。マイクを立てて録音しただけの音がすでに気持ちいいというのは、音を操る人間としてこれほどありがたいことはなく、それを現代の技術を持って安定運用ができるという誠にありがたい代物。

メーカー名にもなっているルパート・ニーヴ氏は、イギリスでお生まれになって2021年にアメリカでお亡くなりになるまで、先進的な録音機材を発明し歴史的な名品をいくつも生み出したお方。「気持ちいい音」という形ないものを理論的に回路図に落とすことが可能だったのはやはり天賦の才ですね。栄光のブリティッシュサウンドが陰影があってクールなのはミュージシャンの音楽性だけでなく、そういう匠の存在があったことは間違いありません。

同機は納入当日より、弊社スタジオ「新河岸音楽工務所」のファーストチョイスとして活躍中です。